あなたの夢は眠っていませんか? あなたの希望は眠っていませんか? 夢と希望は眠りたがりやさんです。 放っておくとすぐ眠ってしまいます。 人は30歳を過ぎると世の中がわかった気になって、 「現実に生きるんだ!」といい気になって、夢と希望を捨ててしまいます。 夢と希望は仕方なく眠りに入ります。 人は40歳を過ぎると惑うといいます。夢はどうなったかな?希望はもてるのかな?と思いだしては見るものの、すぐに忘れます。 夢と希望は寂しく眠りに入ります。 人は50歳を過ぎると悟った気になって、 「もっと大人になりなさい」と夢と希望を否定してしまいます。 夢と希望は苦笑いしながら、また眠りに入ります。 人は60歳を過ぎると世の中のことは全てわかった気になって、 「夢と希望を語るには遅すぎる」と遠ざけてしまいます。 夢と希望は悲しそうに言います。 「でも僕はそばにいるよ。いつでも起こしてね。待ってるね」と、我慢強く言って、また眠りに入ります。 青春の頃は、生きる勇気を、夢と希望に見い出したものです。 米国の詩人サミュエル・ウルマンは言いました。 青春とはある期間を言うのではなく、その人の心の様相を言うのだと。 さらに還暦を過ぎた人は、還暦の文字通り再び青春の始まりです。 夢と希望には立ち昇る朝日のように、まぶしい程の光と輝きがあります。明日を明るく力強く照らします。 夢と希望は、歳とともに離れていったのではありません。あなたがあなたの考えで眠らせてしまったのです。 眠っているだけですから、目覚めます。あなたが何歳であろうと夢と希望は目覚めます。 夢と希望はささやかなことでも、光と輝きを放ちます。趣味でも遊びでも、仕事でも、恋でも何でもいいのです。 夢と希望を眠らせてはだめです。 ”さあ!起こしましょう” 夢と希望はどんな人にも、あなたにも生涯寄り添っています。忘れないで下さい。 ”ほら、起こしましょう” ささやかな小さな夢と希望からでいいのです。すぐにでも起きてもらいましょう。ちょっとつねってみて下さい。悔いのない人生のために。 |